CLTとは
Cross Laminated Timber とは、ひき板を繊維方向が直行するように積層接着した大型の木質パネルです。
断熱性、遮音性、耐火性、耐震性に優れた建築材料です。乾燥させたラミナをプレス・加工製造するため寸法安定性がとれ、現場の施工性にも優れています。
我が国では、森林資源が豊富な国産スギの需要拡大の一つとして期待されています。
平成25年12月20日に日本農林規格(JAS)として、直行集成板の名称により制定され、平成26年1月19日に施行されました。
木材の需要・利用と木材産業
木材の利用は、快適で健康的な住環境の形成に寄与するのみならず、地球温暖化の防止、森林を有する多目的機能の持続可能的な発揮、地域経済の活性化にも貢献しています。近年では、住宅分野に加え、公共建築物等(非住宅分野)における構造・内外装での木材利用の取組が進められており、需要者のニーズに応じた製品の安定供給及び原木の安定供給体制の構築に取り組む必要があります。